李明博大統領就任記念切手が登場

李明博（イ・ミョンバク）大統領就任記念切手は破格的だ。歴代大統領では初めてスーツの上着を脱いだ姿だ。‘働く大統領’というイメージを生かすため、ノートブックコンピュータまでが登場した。世界地図が背景だ。記念切手は５０４万枚、切手帳は２万部発行される。切手は１枚２５０ウォン（約３０円）、記念切手帳は１万５０００ウォン。

盧泰愚（ノ・テウ）元大統領は就任記念切手を‘普通の大統領’というイメージを強調するのに利用した。まず３００万枚に発行数を減らした。全斗煥（チョン・ドゥファン）元大統領は１１００万枚だった。また、背景にも大統領を象徴する鳳凰紋の代わりにオリンピックスタジアムを入れ、親近感を表した。この切手は現在１枚１５００ウォンと、全斗煥元大統領（４００ウォン）、金泳三元大統領（５００ウォン）より高い。

最も高い大統領就任式記念切手は初代・李承晩（イ・スンマン）大統領の記念切手だ。現在の評価額は６５万ウォン。贈呈用であり、市販されていないため、希少性が高い。切手専門家のイ・ベジョンさん（５４）は「５万枚しか発行されなかったうえ、発行されたものも古くなり、１０００万ウォンで取引されたこともある」と説明した。

故朴正煕（パク・ジョンヒ）元大統領の記念切手は大統領就任の度に発行され、現在５種類にもなる。他の大統領に比べて大衆的な人気があり、切手も相対的に高値で取引されている。特に１９６３年第５代大統領就任記念切手は発行数が少なく、評価額は１０万ウォンにのぼる。

金大中（キム・デジュン）元大統領の記念切手は縦が長い長方形が独特で、収集家から好まれている。