韓国旅行「コネスト」 産油国の大統領が相次いで蔚山を訪れる理由は…=韓国(1)。韓国の経済ニュース
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産油国の大統領が相次いで蔚山を訪れる理由は…=韓国(1)

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「ここは50年前にはコククジラが出た所だったそうです」。

3日、蔚山(ウルサン)にあるSKエネルギーの工場。ユン・ソンウク広報チーム部長が遠く見える海辺を示す。停泊中の数隻の船がぼんやりと見えるそこは長生浦(チャンセンポ)港。「クジラが住むところ」という意味で「鯨海」とも呼ばれた所だ。コククジラやナガスクジラを水揚げしていたこの港の風景が変わることになったのは1964年4月に遡る。当時の朴正熙(パク・チョンヒ)大統領は海外から資金を借りてきた。そしてここに韓国初の石油精製塔(第1常圧蒸留施設)を建てた。原油を輸入してここで精製し産業動力源として使うようにしたものだった。

50年間で蔚山工場は汝矣島(ヨイド)の3倍の面積に増えた。車で施設を見て回るだけで1時間を軽く超えるほどだ。1日84万バレルの精製能力だけでは世界3位だが、原油を分解して作る潤滑油基油、アスファルト、ポリエチレンなどあらゆる石油化学製品を生産する世界最大の石油化学工場に挙げられる。そんな工場にこの10年間で目立った変化が生じ始めた。

1998年に台湾のフォルモサが「工場運営の秘法を教えてほしい」としてSK蔚山工場を訪れた。フォルモサはアジア最大のナフサ分解設備を備える化学会社だ。2007年にはシンガポール企業が、2008年にはインドネシア企業などが工場運営と維持保守を引き受けてほしいとして訪ねてきた。うわさが立ち始め海外の産油国の首脳らも訪れ始めた。2010年にはエクアドルのコレア大統領が経済使節団を率いて工場を細かく視察した。翌年にはコロンビアのサントス大統領、2012年3月にはガボンのボンゴ大統領、5月にはペルーのウマラ大統領一行が相次ぎ工場を視察した。彼らは一様に「石油が1滴も出ない韓国で原油を精製して輸出する」という事実を不思議がった。エクアドルのコレア大統領は当時案内を担当したSKの崔泰源(チェ・テウォン)会長に、「このような工場を作ってほしい」と要請するほどだった。ユン部長は「産油国で原油だけを輸出している国の首脳の立場では原油を輸入してこれを再輸出する韓国が新しい事業モデルに見えたようだ」と説明した。

COPYRIGHTⓒ 中央日報日本語版  2014年07月17日 10:53
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