韓米合同海上訓練始まる　米原子力空母など参加

【ソウル聯合ニュース】米海軍の原子力空母ジョージ・ワシントン（９万７０００トン）などが参加する韓米合同海上訓練が１６日、始まった。

　韓国軍関係者は同日、「韓国海軍イージス艦２隻がきょうから２０日まで米側のジョージ・ワシントンをはじめ巡洋艦２隻、イージス艦１隻と海上機動および航空母艦護送作戦、航空機迎撃訓練などを行う」と伝えた。訓練地域は済州島の北方、全羅南道・木浦の南西側海上。

　また、この関係者は「訓練期間中に東海でも韓米海上戦力が参加する合同訓練を行う」と明かした。

　北朝鮮はジョージ・ワシントンが今月１１日、釜山港に入港したことをめぐって韓国に「正しい選択」を迫り、反発を強めた。

　ジョージ・ワシントンは２０日に韓米合同海上訓練を終え、２１～２２日には済州島南方の海上で実施される韓米日３カ国の捜索・救助訓練（ＳＡＲＥＸ）に参加する。

　ＳＡＲＥＸは昨年１０月にもジョージ・ワシントンが参加し同海上で行われている。

　今回のＳＡＲＥＸは安倍晋三内閣が今月１日に集団的自衛権の行使を認める憲法解釈の変更を閣議決定してから初めて実施される３カ国の合同訓練となる。