＜Ｗ杯サッカー＞「レッドデビルズ」ダービー…韓国－ベルギーは白・黒ユニホーム対決

「レッドデビルズ」ダービーだ。しかし対戦する両チームは赤いユニホームを着用しない。

洪明甫（ホン・ミョンボ）監督が率いるサッカー韓国代表は２７日午前５時（日本時間）、ブラジル・サンパウロでベルギーとブラジルワールドカップ（Ｗ杯）Ｈ組最終戦を行う。１敗１分けで崖っぷちに立った韓国代表はベルギーに点差をつけて勝ってこそ、１６強入りを狙うことができる。

この試合は「レッドデビルズ（赤い悪魔）」と呼ばれる両チームの対決として関心を集めた。１９０６年にフランスとオランダを連破したベルギー代表に対し、ベルギーメディアはユニホームの上・下がすべて赤色であることから「レッドデビルズ」という別名を付けた。韓国は１９８３年世界ユースサッカー大会（Ｕ－２０Ｗ杯）で４強入りし、当時海外メディアが「レッドデビルズ」と呼んだのがきっかけだ。

しかしブラジルＷ杯では両チームとも赤のユニホームを着ない。国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）が４月３０日に１次リーグを行う各チームに通知したユニホームの色に基づき、韓国が上・下とも白、ベルギーは上・下とも黒を着ることになった。

大韓サッカー協会の関係者は「白黒テレビの視聴者を考慮し、両チームのユニホームを暗い色と明るい色に分けることを最大の原則として、一つのチームが大会期間にホーム・アウェイのユニホームをすべて着ることができるよう配分された」と伝えた。

韓国は第１戦のロシア戦では上・下とも白、第２戦のアルジェリア戦では上・赤－下・青を着用した。ベルギーは第１戦、第２戦とも上下が赤のユニホームを着用した。