韓米日防衛相会談　31日にシンガポールで開催

【ソウル聯合ニュース】韓国国防部の金珉ソク（キム・ミンソク）報道官は１９日の定例記者会見で、シンガポールで３０日から来月１日まで開催されるアジア安全保障会議に合わせ、米国、日本との３カ国防衛相会談を開催すると発表した。

　同部関係者によると、３カ国会談は３１日に行われる。会談には韓国から金寛鎮（キム・グァンジン）国防部長官、米国からヘーゲル国防長官、日本から小野寺五典防衛相が出席する。議題は調整中で、来週初めごろに確定するという。金長官とヘーゲル長官は同日、２国間会談も行う。

　３カ国会談では北朝鮮の４回目の核実験をめぐる動向など、朝鮮半島や北東アジアの安全保障情勢について包括的に議論するとみられる。日本が偵察衛星などで収集した北朝鮮の核とミサイルの情報を３カ国が共有する内容の了解覚書（ＭＯＵ）を締結する問題も議題になる可能性が高い。

　韓国軍の消息筋は「軍と政府は日本の探知手段を通じて収集された北朝鮮の核とミサイル情報を活用するシステム構築の必要性を感じている」としながらも、「今回（の会談で）協議するかはまだ決まっていない」と述べた。

　別の消息筋は「一部では韓国と米国、日本がミサイル防衛システムを共同で構築するとしているが、国益につながらないため、検討していない」と説明。「米軍のミサイル防衛システムとの相互運用性確保、独自のミサイル防衛システムの構築が国益になるとみて、これを推進している」とした。