シーズン割引航空券の洪水…しかも人気路線

来月初めの連休と７月に始まる夏休みシーズンを前に、航空会社が先を争って割引航空券を出している。

キャセイパシフィックは１４日から３日間、インターネットのホームページを通じて仁川（インチョン）～オークランド（ニュージーランド）の往復エコノミー席航空券を８５万１０００ウォン（約８万３５００円、以下、税金・燃油サーチャージ含む）で販売する。定価（公示運賃）の半値ほどだ。シドニー・ブリスベン・メルボルン（豪州）などへ向かう航空券も４０％ほど割り引く。キャセイパシフィックのヤン・ソクホ理事は「翌月２日から７月１８日まで出発可能だ」として「シーズンに合わせて人気路線を破格的な価格で提供する」と話した。

英国航空は今月３０日まで仁川～ロンドン・プレミアムエコノミー席（ワールドトラベラープラス）航空券を１６１万１００ウォンから販売する。座席間隔が３８インチ（約９７センチ）で一般的なエコノミー席より７インチ広いのが特徴だ。割引幅は３５％ほど、旅行期間は８月３１日までだ。ドイツのルフトハンザは１７日まで仁川～ヘルシンキ路線を１０９万ウォン（エコノミー席）で売る。利用期間が９月１日から１０月３１日までで秋夕（チュソク、中秋）連休の時に利用すれば有利だ。国内の航空会社も３～４カ月先の海外路線を予約すれば最大５０％まで割り引く。たとえば済州（チェジュ）航空の仁川～東京路線（片道）を４カ月前に予約すれば９万３８００ウォン、仁川～バンコク路線は１４万５６００ウォンから買える。

注意点もある。税金・燃油サーチャージ、有効期間、区間変更の有無、取り消し・払い戻し違約金などをあらかじめ確認しておけば不利益を避けられる。一部の航空会社は１便あたり１０席程度だけをプロモーション用に出しているため購入しにくいケースもある。航空業界の関係者は「自身が計画している旅行日を、航空会社ごとに定期的に進めているプロモーション時期に合わせて調整すれば有利だ」とアドバイスしている。