韓国“ゴールの嵐”でトルクメニスタンに４−０で大勝

韓国が６日、ソウルワールドカップ競技場で行われた２０１０南ア共和国Ｗ杯アジア３次予選第１戦、中央アジアの伏兵トルクメニスタンとの試合で、郭泰輝（クァク・テフィ）、薛?鉉（ソル・ギヒョン、２ゴール）朴智星（パク・チソン）のゴールが決まり４−０と快勝した。

試合開始早々はやや不安な試合運びだった。試合の主導権を握りはしたが、廉基勲（ヨム・ギフン）−朴主永（パク・チュヨン）−薛?鉉のスリートップは相手の急所を突くことはできなかった。攻撃型ＭＦ朴智星が、レベルの高い個人技で鋭い突破とパスをつないだが、友軍がいなかった。

許丁茂（ホ・ジョンム）監督は前半３９分、早目に勝負をかけた。左攻撃手廉基勲を抜いて金斗?（キム・ドゥヒョン）を投入。その金が攻撃型ＭＦを担い、朴智星はマンＵと同じくサイド攻撃手に変わった。これにより韓国はさらに激しくトルクメニスタンを追いやり、ついにゴールを割った。

前半４４分、コーナーキックからのボールを薛?鉉がペナルティーボックス右から逆サイドに蹴りこみ、攻撃に加わった郭泰輝が頭で押し込んでゴールネットを揺さぶった。これは昨年夏、アジアカップインドネシア戦で金正友（キム・ジョンウ）がゴールを決めてからおよそ５５０分ぶりの値千金のゴール。つまっていた水が抜けたかのように、この後、恐ろしくゴールが続いた。

韓国は後半１２分、薛?鉉の追加ゴールで駄目押し。薛?鉉は朴主永からのボールを、ゴールエリア左から相手守備を抜いてゴールポストの隅に正確に命中させた。


後半２５分には朴智星がペナルティーボックス左から正確な右足シュートで３点目を決めた。トルクメニスタンゴールキーパーは何もできず頭の上を通ってゴールポストを突き刺すボールを見守るだけだった。

朴主永は薛?鉉の２点目ゴールに続き朴智星の３点目ゴールもアシストする役割を果たした。ゴールは決められなかったが、２アシストがスランプから抜け出す信号弾となった。

また薛?鉉は交代投入された李官雨（イ・グァンウ）のパスをつないで後半３８分、４点目を決めた。

１９９８年、バンコクアジア大会でトルクメニスタンに２−３で敗れた許丁茂監督は、この日の勝利で１０年ぶりにリベンジに成功したことになる。

韓国はトルクメニスタン、北朝鮮、ヨルダンと同組に属している。４カ国がホームアンドアウェーで６試合を行い、上位２カ国が最終予選に進出する。韓国は来月２６日、平壌（ピョンヤン）で北朝鮮と予選２戦目を戦う。

日刊スポーツ