あす金剛山で南北離散家族再会　韓国側出席者が集合

朝鮮戦争で生き別れになった韓国と北朝鮮の離散家族の再会行事に出席するため、韓国側の出席者が１９日午後、東海岸にある江原道・束草に集まる。

　離散家族再会は２０１０年の第１８回行事以来、３年４カ月ぶり。今月２０日から２５日まで北朝鮮・金剛山で開催される。２０～２２日は韓国の再会希望者が北朝鮮の家族と、２３～２５日には北朝鮮の希望者が韓国の家族と再会する。

　韓国側の対象者８３人と同伴する家族６０人は１９日に束草に集合し、身元確認と健康診断の後、行事を主管する大韓赤十字社から訪朝に関する説明を受ける。２０日午前９時、柳吉在（リュ・ギルジェ）統一部長官に見送られ出発し、江原道・高城の南北出入事務所で金剛山観光事業者の現代峨山のバスに乗り換え、午後１時ごろ会場の金剛山ホテルに到着する予定だ。万一に備え、医療チームと救急車１台も同行する。

　参加者は初日午後３時、「団体再会」で再会を果たした後、歓迎夕食会に出席する。２１日は個別、団体再会があり、２２日には別れの時間が設けられる。３日間で計６回、一緒に時間を過ごすことになる。北朝鮮からは同行家族を含め１８０人が参加予定だ。

　２３～２５日も同じ日程で進行される。北朝鮮の対象者は８８人で、韓国からは計３７２人が参加する。