国内初の‘外国人洞長’　中国出身の劉岩さん

ソウル麻浦区（マポグ）延南洞（ヨンナムドン）に国内では初めて外国人住民のための‘外国人洞長（町長）’が誕生した。 中国・天津出身の劉岩さん（３５）だ。

劉さんは延南洞にある‘グローバルヴィレッジセンター’のセンター長を務めている。 契約職の公務員で、職級は区役所係長級（６級）に該当する。 漢族だが、９８年に韓国人の夫に出会って結婚し、韓国国籍を取得した。

グローバルヴィレッジセンターは、外国人住民を対象に役所の機能を果たす、ソウル市が新設した特別行政機関だ。 延南洞が１号で、今年中にソウルに計６カ所が誕生する。

劉さんは「韓国生活の初期は地下鉄を乗り間違えたりし、時間を浪費することが多かった」とし「地下鉄の路線など些細なことでも、ソウルの生活に慣れていない外国人には貴重な情報になる」と語った。 劉さんは中国・天津医大歯学部を卒業し、同大学院で漢方医学を専攻した元医師。 ０３年に韓国に渡り、ＬＧ電子・三星（サムスン）人材開発院・ソウル地下鉄公社などで中国語の講師をしていた。

中央日報　Joins.com