離散家族再会行事を準備　韓国実務団が訪朝

【高城聯合ニュース】朝鮮戦争で生き別れになった離散家族の再会行事を準備するため、韓国の実務団が７日午前、訪朝した。再会行事は２０～２５日に金剛山で開かれる。

　大韓赤十字社と金剛山観光を手掛ける企業、現代峨山の関係者ら６４人は、午前８時５０分に東海側陸路の高城南北出入事務所を出発し、午前９時に軍事境界線を越え金剛山に向かった。

　現地で北朝鮮側の赤十字関係者と行事の詳細日程などを協議し、会場となる離散家族面会所や参加者の宿泊先の金剛山ホテルを点検する予定だ。

　昨秋に再会行事が推進された際、韓国側は面会所の電力や通信施設などの点検・補修を進めていたが、北朝鮮が行事延期を発表し、作業は中断された。今回は各設備の状態を点検し、不備があれば補修作業などを行う。

　前日に北朝鮮は、韓国と合意した南北離散家族再会行事の再考をほのめかしながら、今月下旬に始まる韓米合同軍事演習の中止などを求めた。そのため７日の韓国実務団訪朝への影響が懸念されていたが、北朝鮮は同日朝、実務団訪朝に同意する立場を伝えてきた。