「第２の開城団地必要…海州・南浦が適切」＝韓国

韓国の中小企業中央会の金基文（キム・ギムン）会長は４日、「北朝鮮に中小企業専用工業団地である第２開城（ケソン）工業団地の設置を望む」と明らかにした。

金会長はこの日開かれた記者懇談会で、「開城工業団地に進出しようと待っている中小企業が２０００社ほどになり、現在進出している企業も拡張を望んでいる所が多い。これを受け入れるためには第２開城工業団地の建設が必要だ」と説明した。金会長は韓国政府との協議はされていないとした上で、「新工業団地の位置としては黄海道海州（ファンヘド・ヘジュ）や平安南道南浦（ピョンアンナムド・ナムポ）が適切で、次点として羅津先鋒（ナジン・ソンボン）経済特区地域も可能だろう」と話した。海州や南浦地域は開城工業団地と距離が近い上に人材が豊富ということだ。金会長は「羅先特区は電力事情が良くなく、羅津港など近隣港湾までの物流インフラも劣悪な状態だ」と指摘した。一方、金会長は６月の忠清北道（チュンチョンブクド）知事選挙出馬説と関連し、「来年２月に中央会会長の任期が満了するまで責任を全うするだろう」とし出馬しない考えを明確にした。