大統領主宰の閣議　テレビ会議方式導入へ＝韓国

【ソウル聯合ニュース】朴槿恵（パク・クンヘ）大統領が主宰する閣議が来年からテレビ会議方式で行われる見通しであることが２１日までに分かった。

　青瓦台（大統領府）によると、年内の完成を目標に進められている青瓦台のテレビ会議場の工事が最終段階に入った。

　青瓦台は、来月中に産業通商資源部、教育部など６官庁と所属機関１０機関がソウルや京畿道・果川の庁舎から韓国中部に造成された行政都市、世宗特別自治市へ移転することを受け、朴大統領主宰の閣議をテレビ会議方式で行う方針だ。

　世宗市は、２００２年９月に当時の民主党大統領候補だった故盧武鉉（ノ・ムヒョン）元大統領が新行政首都の建設を公約として発表し造成された都市だ。安全行政部、外交部、統一部など一部の官庁を除く１６官庁と２０の所属機関が来年までに同市へ移転する。昨年は国務総理室など６官庁と６機関が移転を終えた。

　朴大統領はこれまで各種会議の席上で、同市との円滑な業務遂行のためにはテレビ会議など科学技術を最大限利用し、効率性を高める努力をすべきだと強調してきた。

　会議場の完成後、テスト期間を経て早ければ来年１月末から、同市に移転した官庁の長官らはテレビ会議システムを通じて閣議に臨むことになるとみられる。