公共機関の放漫経営にメス　韓国政府が近く対策発表

【ソウル聯合ニュース】韓国の玄オ錫（ヒョン・オソク）経済副首相（企画財政部長官）は２０日、ソウル市内で開かれた経済関係閣僚会議で、公共機関のずさんな経営やモラルハザード（倫理観の欠如）を根絶する対策を来月初めまでに発表する方針を示した。

玄氏は公共部門の放漫経営と予算浪費を防ぐためのシステム構築が急がれると指摘し、出発点は透明性のある情報公開を通じ、公共機関自らが改革できる基盤を構築することだとした。世論調査、国会やメディアの指摘を反映し、１２月初めまでに具体的な対策を確定・発表するとした。

　公共機関の放漫経営問題は国会の国政監査で指摘を受けて再び注目されているが、かねてから非難されてきた事案だ。無理な事業投資などで赤字を出しながらも、多額の手当てや出張費、インセンティブなどを支払うなど多くの問題を抱えているとされる。