潘基文事務総長がアウシュビッツ訪問、国連事務総長として初めて

潘基文（パン・ギムン）国連事務総長が、国連事務総長としては初めて１８日にポーランドのアウシュビッツ強制収容所を訪問する。国連消息筋は１２日、「潘事務総長はアウシュビッツ強制収容所で半日以上滞在した後、ワルシャワで開かれる国連気候変動協約当事国総会に参加する予定だ」と話した。潘事務総長はアウシュビッツで世界平和、人権保護に関するメッセージを発表する予定だ。国連教育科学文化機関（ユネスコ）が１９７９年に世界文化遺産に指定したアウシュビッツは第２次世界大戦中にナチスドイツがユダヤ人らを監禁し少なくとも１１０万人を殺害したところだ。

潘事務総長は先月１５日にニューヨークで行われた米ユダヤ人団体代表者会議での演説で「これ以上おぞましい人種虐殺を防ぐことが国連の基本任務だ」としてアウシュビッツ訪問を約束していた。