ナ・フナがついに記者会見「すべて偽り、釈明することなし」

羅勲児（ナ・フナ）が現れた。

１年余りぶりに口を開いた羅勲児は、始終一貫「真実はない。一から十までうわさが乱舞した。潜伏したという日、私はオフでスタッフと出かけた。釈明することは全くない」とし激昂した声で非難した。

１年以上姿を見せず、怪情報に包まれていた羅勲児が、２５日午前１１時、ソウル弘恩洞（ホンウンドン）グランドヒルトンホテルで記者会見を行った。彼の最初の一言は「この寒さのように自分の胸も冷え込んでいます」だった。

特有の笑みに、ファンクラブの「オッパ～」（兄さん）という歓呼を受けながら元気な姿で会見場に入ってきた。羅勲児の公式活動は２００６年末、ソウルグランドヒルトンホテルで行われたディナーショー以来１３カ月ぶり。羅勲児は「私は釈明をしようとこの席に来たのではない。釈明は問題を起こした人が明確に説明をして是是非非を分けるものだ。私はまったく釈明をすることはない」とし「噂を立てた側が釈明をしなければならない。私は絶対こういう席を作りたくなかった。真実を明らかにすべき側は、真実を解明しないマスコミだ」とマスコミを叱責した。

黒のスーツにさっぱりまとめたヘアスタイルの羅勲児は、奇怪なうわさとは全く違う、元気な姿で準備してきた言葉を続けた。羅勲児はこの日「今まで話にならないうわさが報道されてきた。今日は私の話を聞いてほしい。今日は私の話を聞いてくれる番だ」と記者らの質問は全く受けつけなかった。

彼が記者会見で吐露した話はすべて頭の中でのみ準備され、紙に記されてはいなかった。彼は「話にならない憶測が広まったときは慎重であるべきだった。芸能界には問題が多い」とし「昨年末、世宗（セジョン）文化会館を借りてもいない」「私は家庭破壊犯ではない。他人の妻を求めようとしたこともない」とうわさに対して一つひとつ明らかにしていった。

記者会見内容はすべて羅勲児が１人で直接整理した。羅勲児はこの日、ファンが聞きたい話よりは本人がしたい話をし、記者らの質問も受けつけなかった。羅勲児はこの日、今後の活動計画に対しては一切言及しなかった。羅勲児は、この日、警護員を置くかどうかについても「私に過ちは１つもないのに、どうして警護されなければならないのか」と話していたことも分かった。

この日、記者会見には大きな関心が集中した懸案だっただけに６００人余りの報道機関の記者団が参加、西大門（ソデムン）警察署所属の私服警察３０人も何かの事態に備えて待機、記者会見を見守った。芸能人の記者会見に私服警察が投入されたのは異例なことだ。

警察側は「出席理由に対しては明らかにできない」と慎重に答えた。羅勲児がヤクザに危害を受けたといううわさが続き、警察庁が直接羅勲児の行方を追ったこともあり、情報収集の次元でこの日の記者会見に参加したものとみられる。

羅勲児は、昨年３月に世宗文化会館キャンセル、離婚説、大病説、ヤクザによる危害、女優との艶聞説など、さまざまなうわさが立ってきた。

イ・ギョンナン記者
写真＝キム・ジンギョン記者