韓国株価が2000回復…債券金利も下落

１６日のＫＯＳＰＩ（韓国総合株価指数）が２０００を回復した。この日のＫＯＳＰＩは前日比０．９６％上昇した２０１３．３７で取引を終えた。

２日ぶりに２０００を割ったＫＯＳＰＩをまた押し上げたのは、米国のサマーズ元財務長官だった。通貨政策でタカ派に分類されるサマーズ元長官が米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）議長候補を辞退したことが、新興国市場には追い風となった。

ＫＯＳＰＩ上昇を牽引したのはこの日も外国人だった。機関（２８１２億ウォン）と個人（１９２９億ウォン）が売り越しとなった一方、外国人は４３９４億ウォンの買い越しとなった。外国人投資家の買い越しは１７営業日連続。ＫＯＳＰＩ２０００に対する国内投資家の心理的抵抗感を、サマーズ元米財務長官に対する外国人投資家の抵抗感が抑え込んだのだ。

ハナ大韓投資証券投資情報チームの関係者は「米国の量的緩和政策がさらに続くという期待感が反映された」とし「しかし量的緩和縮小の日程が大きく変わらない見込み」と述べた。

債券市場にも影響を与えた。国債３年物の金利はこの日、前営業日比０．０６ポイント下落の２．８７％、５年物の金利も前営業日比０．０８ポイント落ちた２．６５％で取引を終えた。