＜サッカー＞８年ぶりに古巣チーム釜山へ…安貞桓「骨を埋める」

「指輪の帝王」こと安貞桓（アン・ジョンファン、３２）が８年ぶりに古巣の釜山（プサン）に復帰する。

釜山アイパークは２０日、安貞桓の入団を公式発表した。安貞桓は年俸を白紙委任するという意思を表明した。球団はできる限りの待遇をするという態度だ。年俸と出場勝利手当を含み、安貞桓が昨年水原三星（スウォン・サムスン）から受けとった金額は１０億ウォンにのぼる。釜山では６億ウォン台になるものとみられる。契約期間は１年とするが、今年の活躍によって再契約をするということにした。

こうして安貞桓は長年の旅程を経て１９９８年入団し、２０００年まで活躍した古巣に戻ってきた。

安貞桓は釜山で３シーズン８７試合・４４得点“テリュース”というニックネームでスターダムにのし上がった。彼は２０００年７月、イタリアのペルージャ進出を皮切りに日本（清水、横浜）、フランス（メッス）、ドイツ（デュースブルク）を渡った。昨年、水原に入団し、Ｋリーグに戻ってきたが、カップ大会で５得点にとどまり、Ｋリーグの１５試合では無得点だった。

安貞桓は有終の美を飾るため、選手生活の最後に釜山を選んだ。１８日、安貞桓に会ったアン・ビョモ釜山団長は「安貞桓が釜山に骨を埋めるという覚悟を示した」と伝えた。

攻撃陣の薄い釜山は、確かなゴールゲッターを迎えて戦力を引き上げると同時に、釜山サッカーファンをサッカー場に呼び込むことができるきっかけも作った。黄善洪（ファン・ソンホン）監督は「安貞桓が先輩として率先し手本を見せるというなら積極的に応援したい。肉体的に厳しいトレーニングを通じて身体を鍛え、開幕戦から出場させたい」と話している。

チョン・ヨンジェ記者