携帯電話で「010」使用者が急増、全体の55％に

【ソウル１７日聯合】２００４年に携帯電話識別番号統合政策として導入された「０１０」番号の使用者が急速に増加している。

　関連業界が１７日に明らかにしたところによると、ＳＫテレコム、ＫＴフリーテル（ＫＴＦ）、ＬＧテレコムの携帯電話キャリア３社の加入者のうち、識別番号「０１０」の使用者は昨年末現在２３９３万５６９４人で、加入者全体（４３４９万７５４１人）の５５．０％を占めた。この割合は昨年８月に５０．６％と初めて半分を超えて以来、４カ月で５ポイント近く上昇した。「０１０」使用者の増加率は、２００６年下半期は３．２％（月平均０．５％）だったが、昨年上半期には５．４％（月平均０．９％）、下半期には６．０％（月平均１．０％）と、拡大を続けている。

　昨年末現在の識別番号別使用者数は、「０１１」が１０７０万１４６９人、「０１６」が４０４万２７５０人、「０１９」が２０７万５１１５人、「０１７」が１７０万１７３人、「０１８」が１０４万２３４０人となっている。

　こうした「０１０」使用者の急激な増加には、昨年から本格化した第３世代（３Ｇ）競争が大きな影響を与えている。ＫＴＦの３Ｇブランド「ＳＨＯＷ」発売から始まった３Ｇ加入者誘致競争は、ＳＫテレコムが「Ｔ」ブランドで下半期のマーケティングを本格化し、次第に激化した。昨年の３Ｇ加入者は５３０万人で、いずれも「０１０」を使用している。業界関係者は、「０１０」使用者は年末までに７割に達するものと予測している。

　情報通信部は、「０１０」の使用者が全体の８割になれば、既存の識別番号を強制的に廃止する計画だが、一部市民団体は、国が公共政策を通じ消費者に番号変更を強制したり不利益を受け入れさせることは、私的財産を放棄するよう強要することだとして、強制統合政策に反発している。