韓国ボブスレーが銅…国際大会初のメダル

オリンピック（五輪）出場を目標に一段ずつ上ってきた韓国ボブスレーが‘国際大会初メダル’という期待以上の成果をあげた。

韓国そり種目の開拓者カン・クァンベ監督（３５、江原道庁）が率いるボブスレー代表チームが１４日（日本時間）、米ソルトレークシティー近隣のパークシティで開かれたアメリカカップ第２戦の４人乗り種目で銅メダルを獲得した。

韓国は１・２回の合計で１分３９秒２３をマーク、カナダ（１分３７秒２２）と米国（１分３８秒４３）に次いで３位に入った。

これを受け、韓国は２人乗りに続き４人乗りでも国家ランキング１８位に浮上し、来月の世界選手権（ドイツ・アンテンベルグ）と来シーズン国際ボブスレー連盟（ＦＩＢＴ）ワールドカップ（Ｗ杯）シリーズの出場権を手にした。

装備がないため１２日の２人乗り種目で「ＵＳＡ」と書かれたボブスレーを借りた韓国は、４人乗りでも主催側から５００ドルでボブスレーを借りた。 この日借りたボブスレーには「Ｓａｌｔ　Ｌａｋｅ　２００２」と書かれていた。

借りたのはボブスレーだけでない。 韓国ボブスレー代表選手はドライバーのカン・クァンベとブレーキマンのイ・スンヒ（江陵大）のわずか２人。 ４人乗りに出場するためスケルトン選手のチョ・インホ、キム・ジョンス（ともに江原道庁）も借りた。 ２人はスタートする時にそりを押す‘プッシャー’として出場した。

カン監督は「２０１０年バンクーバー冬季五輪の出場権を目標に練習したい」と語った。

張恵洙（チャン・ヘス）記者