サムスン　タッチ操作特許でアップルに敗訴＝東京地裁

【東京聯合ニュース】スマートフォン（多機能携帯電話）とタブレット端末のタッチ操作に関する特許権を侵害されたとして、米アップルがサムスン電子に１億円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は２１日、サムスン側の特許権侵害を認める中間判決を言い渡した。共同通信など日本メディアが報じた。

　今回の中間判決は特許権侵害についての判断を示したもので、賠償義務の有無や具体的な損害額については審理が続けられる。

　サムスン側の特許権侵害が認められた特許は、ホームページなどを閲覧する際に画面を端までスクロールすると余白が表示され、指を離すと跳ね返り余白が消える「バウンスバック」と呼ばれる技術。

　アップルは、サムスンがスマートフォン「ギャラクシーＳ」「ギャラクシーＳ２」とタブレット端末「ギャラクシータブ」で同じ技術を使用し、自社の特許権を侵害していると主張していた。

　サムスン電子は「判決文を綿密に検討し、控訴するかどうか決める」とコメントした。