＜サッカー＞禁酒禁煙できなければ代表落ち！

「お酒・タバコを遠ざけるのは運動選手の基本姿勢なのに、こんな規則まで作らなければならないとは…」−−。

大韓サッカー協会は１０日「酒・タバコ禁止」などを掲げる代表選手生活規則を作り、坡州（パジュ）国家代表訓練センター（ＮＦＣ）内の選手の部屋に貼り出した。

違反した選手は一罰百戒するという“脅し”文句も書かれている。

昨年、アジアカップ期間中に起きた飲酒波動と、李天秀（イ・チョンス、フェイエノールト）など代表選手たちの続く逸脱行為を見るに見かねたサッカー協会が用意した策だ。選手たちの国家観と精神力を強調した許丁茂（ホ・ジョンム、写真）国家代表チーム監督の意中も反映されている。許監督は緩んだ大極戦士たちの精神力を叱咤し「代表選手は代表選手らしくあるべきだ」と強調した。今回は私生活に問題があった一部の選手を代表名簿からもはずしている。

代表選手たちの飲酒と喫煙はどの程度なのだろう。

坡州ＮＦＣを管理するサッカー協会チャン・ヨンファン教育部長は「ＮＦＣ内の飲酒・喫煙は発覚時速やかに退村措置されるのでこれを破る選手はほとんどいない。また２０歳を過ぎたからといっても“サッカーで大成する”という意志が強く、無茶なことはしない」と擁護した。

しかし一線のリーダーたちとなると話は違う。代表選手出身のプロチームコーチは「発覚されないだけで代表チーム召集期間に選手たちを中心に飲酒は常にある」と述べた。２００１年、ヒディンク監督時代、国外転地訓練を終えて帰ってきた代表選手たちが機内で酔っ払って醜態を演じたこともある。タバコはベテラン選手数人が吸ってはいるが、減る傾向にあるという。選手たちの飲酒行動がなくなるかは見守らねばならない。

チョン・ヨンジェ記者