１５１階建て‘仁川タワー’　来月着工

仁川（インチョン）松島（ソンド）国際都市は１４００万坪の海を埋めて建設される海上都市。 来月中旬、ここで１５１階のツインビル‘仁川タワー’の起工式が開かれる。 現在、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）ドバイで建設中のビズドバイ（１６０階以上）に次いで世界で２番目に高いビルが工事に入る。 すぐ前では世界６位の海上橋・仁川大橋（松島−永宗島２１キロ）を建設する工事が進行中だ。

来年８月に仁川大橋が開通し、２０１３年末に仁川タワーが完工すれば、この地域は首都圏の新しい名所になる見通しだ。 安相洙（アン・サンス）仁川市長は「仁川タワーの着工は韓国の第２の飛躍に向けた信号弾になるだろう」と語った。

◆三角形から五角形に変更＝仁川タワーのデザインは当初の構想から大きく変わった。 鋭いイメージの三角形ツインビルから五角形に変更し、空間の効率性を高めた。 また、２つのタワーは通路で連結される予定だったが、中間に４７階建ての新しいビルを建設し、構造的な安全性を高める。　

イ・スンジュ仁川タワープロジェクトマネジャーは「空に向かって力強くそびえるデザインで、韓国と仁川経済自由区域の繁栄を象徴する形」と説明した。　

建築延面積は６６万平方メートルで、１８ホールのゴルフ場の面積に相当する。 ビジネスと日常生活が一つになった‘住商複合’として建設される。

事務室・商店街専用のソウル汝矣島（ヨウィド）６３ビルとも異なる。最も比率が大きい事務室の空間は４０％を占め、１０％はマンションとして分譲される。 残りの５０％はホテル、ショッピングセンター、展示場、コンドミニアムなどが予定され、公園やスーパーなどの施設もビル内に設置される。　

仁川タワーの周辺には‘ランドマークシティ’開発事業が並行され、人工湖、観光レジャー、文化教育団地が造成される。 仁川経済自由区域庁の関係者は「仁川タワーの空間活用の核心概念は、外国人投資会社の従事者と市民が交わる、一つの完成された都市社会を構成すること」と語った。

◆外資誘致で３兆ウォン投資＝仁川タワーは外国資本を誘致して建設される。 事業施行者は米国の不動産ディベロッパーのポートマンホールディングスとバズドバイの工事を担当する三星（サムスン）物産および現代（ヒョンデ）建設のコンソーシアム。 施工は三星物産と現代建設。 ２０１３年の完工まで計３兆ウォン（約３４００億円）が投入される。

ポートマンコンソーシアムと仁川経済自由区域庁は基本設計や地質調査など着工準備作業の仕上げに入った。 コンセプトデザイン、基本設計、中間設計、詳細設計の４段階の設計作業には、構造・耐震・風動など分野ごとに世界的な専門エンジニアリング会社が参加しており、設計費だけで１０００億ウォンにのぼる。

鄭基煥（チョン・キファン）記者