朴政権初の在外公館長会議開催　「新政権の外交出動式」

【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵（パク・クンヘ）政権発足後初の在外公館長会議が２０日、ソウルで開催された。会議には１２２人の公館長が出席した。

　会議は２４日まで５日間で、「経済復興」「平和統一の基盤構築」「国民幸福」「文化隆盛」といった４大国政基調に関する講演や討論、政策現場視察などが行われる。

　尹炳世（ユン・ビョンセ）外交部長官は開会式であいさつし、「相次ぐ北朝鮮の挑発や核脅威による厳重な朝鮮半島状況や北東アジア指導者らの歴史に逆行する言動、域内諸国間の対立などで気を抜くことはできない」と指摘。「徹底した歴史意識や責任意識を持ち、国民が幸せな新時代をつくることに中枢の役割を果たさなければならない」と述べた。その上で、「毎年行われる行事と思わず、新時代を切り開く新政権の外交出動式と考えてほしい」と呼びかけた。

　同日午後は国防部の金寛鎮（キム・グァンジン）長官が朝鮮半島の安全保障状況や防衛産業などについて講演する。金長官は北朝鮮情勢や韓国軍の警戒態勢などに対して説明する予定だ。また、在外公館長の業務に必要な国防政策の方向や主な国防政策課題を紹介する。