韓国新設官庁が業務報告「新産業で創造経済実現」

【ソウル聯合ニュース】韓国政府が科学技術と情報通信技術（ＩＣＴ）を世界最高水準に育成するとともに新産業を創出し、これを各産業に融合・拡散させ「創造経済」と「国民幸福」を実現するとの戦略を立てた。

　現政権で新設された未来創造科学部は１８日、こうした内容を骨子とした今年の業務計画を朴槿恵（パク・クンヘ）大統領に報告した。

　崔文基（チェ・ムンギ）長官は「既に存在する産業だけでは雇用創出と経済成長に限界がある。１９６０年代に科学技術処、１９９０年代に科学技術部・情報通信部が産業発展と情報化の礎になったように、創造経済時代は未来創造科学部が中心的な役割を果していく」と述べた。

　報告では▼創造経済の生態系醸成▼国家研究開発（Ｒ＆Ｄ）および革新力量強化▼ソフトウェア（ＳＷ）・コンテンツ中核産業化▼国際協力とグローバル化▼国民に向けた科学技術とＩＣＴ実現――を「５大戦略」として提示した。

　創業生態系造成のため関係官庁と政策連携を強化して支援を増やす。また２０１７年まで「１０大新産業の創造プロジェクト」を進め、融合新産業を創出する一方、科学技術を活用し、社会懸案を解決する政府レベルのプロジェクトを推進する。