教育部、３年後大学入学試験から手を引く

教育人的資源部は、今年の高１が大学に入学する２０１１年度の大学入学試験から完全に手を引く大学入学試験制度改善案を用意した。

大学入学試験制度に関する業務は４年制一般大学総長たちの協議機構である韓国大学教育協議会（大教協、会長李長茂ソウル大総長）が担う。

教育部は１日、李明博（イ・ミョンバク）次期大統領の「３段階大学入学試験自律化」を履行する大学入学試験制度改善案を定め、大統領職業務引継ぎ委員会に報告することにした。教育部は２日午後２時、ソウル鍾路区三清洞（チョンノグ・サムチョンドン）業務引継ぎ委員会で、政府部処のうち初めて業務報告をする計画だ。李明博氏は選挙過程で「修学能力試験反映自律（１段階）→修学能力科目縮小（７から４～６科目）→大学入学試験完全自律（３段階）」と、大学入学試験制度を改めることを約束した。

教育部高位関係者は「ソ・ナムス教育部次官が主宰した室・局長会議で李明博氏の大学入学試験自律化公約実践案を論議した」とし「主要内容は２０１１年度には教育部の入試業務が韓国大学教育協議会（大教協）に完全に移行する」と述べた。これについてキム・ヨンシク大教協事務総長は「すでに先月２０日から入試業務移行による対策を準備を始めた」と述べた。教育部はまた李明博氏の“自立型私立高１００校設立”の公約と関連し、既存の自立型私立高（現在６校）の設立規制を解く案を業務引継ぎ委員会に報告することにした。

◆韓国大学教育協議会（大教協）＝１９８２年に創立された全国４年制大学総長たちの集まり。韓国大学教育協議会法による法廷団体に現在２０１大学が加盟している。会員大学の入学管理を支援して盧武鉉（ノ・ムヒョン）政府に大学自律化を主張して来た。現在会長は李長茂ソウル大総長だが４日、孫炳斗（ソン・ビョンドゥ）西江大総長を新会長に選任する予定だ。

カン・ホンジュン記者