韓国大統領選　野党系候補の一本化向け最終調整へ

【ソウル聯合ニュース】韓国大統領選（１２月１９日投開票）への出馬を表明している最大野党・民主統合党の文在寅（ムン・ジェイン）候補と無所属の安哲秀（アン・チョルス）候補は、野党系候補の一本化に向け、きょう２３日に両陣営の実務者による協議を行い、最終調整を図る予定だ。

　両氏は２２日午前に直接会談したが、意見の隔たりを埋めることができなかった。双方は世論調査の結果を基に候補を一本化することにしているが、会談では世論調査の設問内容をめぐり、互いに一歩も引かなかったとされる。文氏は「野党系候補として支持する候補」を、安氏は「与党セヌリ党の朴槿恵（パク・クンヘ）候補との一騎打ちで勝てる候補」を選出するよう主張したもようだ。

　直接会談が平行線に終わったことを受け、文化・芸術界と宗教界の有識者らは、双方が主張する調査を半々に反映し候補を決定するという折衷案を提案した。

　文氏側はこれを受け入れ、安氏側も真剣に検討するよう求めた。安氏側は同日夜、野党系候補としての支持率と与党候補との一騎打ち想定を組み合わせることを提案しながら、「われわれの最後の提案」とした。