今週末にも野党系候補一本化へ＝大統領選

【ソウル聯合ニュース】韓国大統領選挙（１２月１９日投開票）の結果を大きく左右する野党系候補一本化が具体的に進む中、当事者である最大野党・民主統合党の文在寅（ムン・ジェイン）候補と無所属の安哲秀（アン・チョルス）候補が、一本化の方法をめぐって神経戦を繰り広げている。

　双方とも歩み寄る姿勢を見せておらず、一本化をめぐる協議は難航を極めている。

　１９日の協議では、世論調査に加え一本化支持者の意向を反映する安候補側の「世論調査プラスアルファ」案に対し、文候補側は難色を示したため攻防が続いた。

　安候補側は歩み寄りを見せない文候補側に対し不満を示したが、文候補側は全く譲歩できない案だったとして安候補側の案を公開した。

　ただ、一本化のためのテレビ討論を２１日に開催することで合意しており、早ければ２０日中に劇的な合意に至る可能性も提起されている。

　現在のところ候補一本化の期限を文候補側は２４日、安候補側は２５日としている。

　一本化されれば与党セヌリ党の朴槿恵（パク・クンヘ）候補と野党系候補２人による三つどもえ構図が、朴候補と野党系候補の一騎打ちとなり状況は一変すると予想される。

　朴候補側は野党系候補一本化の影響を最小限にとどめ、朴候補の独自色を打ち出していく方針だ。