ドラマ見ながら買い物　商取引の試験サービス実施＝韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国でテレビ番組を見ながらショッピングも楽しめる「連動型テレビ電子商取引」が本格化する見通しだ。

　韓国放送通信委員会は２日、テレビ番組の出演者の衣装や小物などと同じ商品を手軽に購入できる連動型テレビ電子商取引の試験サービスを１日から開始したと明らかにした。

　試験サービスには、ＩＰＴＶ（インターネット・プロトコル・テレビ）や有線放送の事業者、ケーブルテレビ局などが参加している。同サービスの利用対象は約４００万世帯。

　試験サービスの実施期間中、視聴者はドラマの登場人物の衣装や小物、音楽番組などで歌手が使ったヘッドセットや楽器、スポーツ番組に出演したプロゴルファーが使っている用品などと同じ商品をテレビ画面上で注文することができる。

　これまでのテレビ電子商取引の大きな短所だった不便な決済方式は、クレジットカードの情報を保存後、商品注文時に暗証番号や個人識別番号だけで決済できる方法やスマートフォン（多機能携帯電話）を利用したモバイル決済、口座振替など多様化した。

　同委員会は昨年１１月から連動型テレビ電子商取引研究班を設置し、規制改善、開発支援、試験事業の運営などの活性化策を推進してきた。

　来月まで試験サービスを実施後、利用実態、消費者の反応、技術的・制度的改善事項を総合的に把握し、本格的なサービス提供を進める計画だ。