＜サッカー＞朴智星・李青竜など海外組の監督が“受難時代”

　海外でプレーする韓国選手の監督が成績不振でファンから非難を受け、すでに解雇されたり、解雇危機を迎えている。 選手にとって監督の交代は重要な事項だ。 監督が揺れれば、チームの運営や成績にもマイナスの影響が出る。 また選手個人には監督との相性が重要だ。 監督と合わなければ先発落ちという最悪の状況になったりする。 逆に監督と相性がよければ電撃起用され、名前が広く知られたりもする。

　イングランドプレミアリーグ（ＥＰＬ）開拓者の朴智星（パク・チソン、３１）が所属するクイーンズ・パーク・レンジャー（ＱＰＲ）のマーク・ヒューズ監督には最近、更迭説が出ている。 英日刊デイリーメールは２９日（日本時間）、ヒューズ監督がレディング戦でも勝てなければ解雇されるだろうと報じた。 レディング戦は１１月４日に行われる。

　ＱＰＲは２０１２－１３シーズン開幕後、６敗３分けと１勝もしていない。 現在の順位は２０クラブのうち最下位。 最悪の成績の中心にはヒューズ監督がいて、１カ月前からヒューズ監督は解雇対象の筆頭になっている。 トニー・フェルナンデスＱＰＲ球団オーナーはヒューズ監督に変わらない信頼を送っているが、事実上ヒューズ監督の更迭は時間の問題だ。

　朴智星はヒューズ監督を信じて、名門球団のマンチェスター・ユナイテッド（マンＵ）からＱＰＲに移籍したが、最初のシーズンから監督が交代する状況に直面した。 誰がＱＰＲの新監督になるかはまだ決まっていないが、朴智星がこれまでのように監督から信頼を得られるかどうかは分からない。

　これに先立ち李青竜（イ・チョンヨン、２４）が所属するボルトンのオーウェン・コイル監督も更迭された。 コイル監督は１０月初め、ボルトンの監督から退いた。 ボルトンは昨季、１部リーグのプレミアリーグからチャンピオンシップ（２部）に降格した。 今季プレミア昇格をかけて核心選手の李青竜（イ・チョンヨン）の移籍を防いだ。 しかしシーズン序盤、ボルトンは３勝５敗２分け、勝ち点１１点と下位圏にとどまっている。 プレミア昇格への道は遠い。 これを受け、ボルトン球団オーナーはコイル監督を電撃更迭した。 後任にクリスタル・パレスＦＣを率いたダギー・フリードマン監督を迎えた。 李青竜は２７日のミドルスブラ戦で今季初ゴールを決めたが、チームは１－２で敗れ、４勝６敗３分け、勝ち点１５点でリーグ１８位まで落ちた。

　独ブンデスリーガで活躍している孫弘敏（ソン・フンミン、２０）も昨季、監督と別れた。 ハンブルクＳＶを指揮していたミハイル・オエニング前監督は１年前に更迭された。 名門ハンブルクは昨季序盤、５敗１分けでリーグ最下位だった。 オエニング監督はハンブルクを率いる７カ月間、１勝しかできなかった。 ハンブルクはオエニング監督を解雇し、トルステン・フィンク監督を迎えた。 フィンク監督が率いるハンブルクは順調だ。 孫弘敏の活躍もあり、４勝４敗１分けの勝ち点１３点でリーグ７位につけている。