韓国の消費者心理　３カ月連続で基準値割り込む

【ソウル聯合ニュース】経済状況に対する消費者の心理を総合的に示す消費者心理指数（ＣＳＩ）が３カ月連続で基準値を割り込んだ。

　韓国銀行（中央銀行）が２６日に公表した１０月の消費者動向指数によると、ＣＳＩは９８で前月より１ポイント低下した。ＣＳＩは基準値１００を超えると景気が上向くと見る人が多いことを意味し、１００を下回るとその逆となる。

　今年５月に１０５まで上昇したＣＳＩはその後低下を続け、８月と９月は９９と基準値を割り込んだ。

　消費者心理指数のうち、個人の消費心理を示す現在の生活状況に関するＣＳＩは前月と同じ８６、今後の生活状況を展望するＣＳＩも前月と同じ９２だった。

　今後１年の予想物価上昇率を意味する期待インフレ率は前月と同じ年平均３．４％。２０１０年１２月（３．３％）以来の低水準となっている。