＜Ｗ杯サッカー＞韓国、来月のイラン戦はベストメンバーで出撃

サッカー韓国代表のチェ・ガンヒ監督（５３）が「実験終了間近」を宣言した。できるだけ早くベストラインアップを確定し、ブラジルワールドカップ（Ｗ杯）本大会進出に向けて力を注ぐことにした。期限は来月１７日未明（以下、日本時間）に行われるアジア最終予選第４戦、イランとのアウェー戦と釘を刺した。

チェ監督は１３日午前、仁川（インチョン）国際空港で行われた帰国記者会見で、「ウズベキスタンとの第３戦でいくつか問題点が表れた」とし「イランとの次の試合では選手の構成をある程度固めたい。このために数人の選手の変動を考えている」と述べた。

チェ監督が最も悩んでいるポジションは左右ＤＦの２人。ウズベキスタン戦で左右のＤＦに入った朴柱昊（パク・チュホ、２５、バーゼル）－コ・ヨハン（２４、ソウル）はミスを繰り返して失点危機を招いた。

ただ、これはウズベキスタン戦に限られたことではない。チェ・ガンヒ監督率いる韓国代表は、両選手のほか、左サイドに朴原載（パク・ウォンジェ、２６、全北）、金英権（キム・ヨングォン、２３、広州恒大）、尹錫栄（ユン・ソクヨン、２３、全南）が、右サイドには呉範錫（オ・ボムソク、２８、水原）、崔孝鎮（チェ・ヒョジン、２９、ソウル）、金昌洙（キム・チャンス、２７、釜山）をテストしたが、誰も合格点を得られなかった。チェ監督は「両サイドのＤＦをずっと悩んでいる。毎試合、選手を代えるのもそのため」という言葉で複雑な内心を表した。

李東国（イ・ドングク、３３、全北）と朴主永（パク・ジュヨン、２７、セルタ・ビーゴ）の共存の可能性もジレンマだ。チェ監督はウズベキスタン戦で愛弟子の李東国をトップにフルタイム起用し、変わりのない信頼を見せた。朴主永は後半途中に交代で投入し、左サイドを任せた。

これまで“李東国主演－朴主永助演”構図で進めてきたが、チェ監督は朴主永を中心とする攻撃オプションへの期待も捨てていない。チェ監督は「朴主永といろいろ話した。代表チームに献身しようとする気持ちが伝わった」とし、「試合感覚を取り戻し、代表チームの戦術に適応すれば、多様な役割を任せられるだろう。ずっと注視している」という言葉で朴主永の能動的な変化を促した。