「五輪で勇気得た、新たな挑戦の火を」＝李大統領

【ソウル聯合ニュース】李明博（イ・ミョンバク）大統領は２０日、定例のラジオ・インターネット演説で、韓国代表のロンドン五輪での活躍を振り返りながら、韓国国民に奮起を促した。

　欧州債務危機により世界的に厳しい時期としながらも、「韓国選手の目覚しい活躍を見ながら、みんなが心を一つにして努力し挑戦すれば、成し遂げられないことはないという勇気を持てた」と強調した。その上で、「祭典が終わり、聖火も消えたが、私たちの心の中に新たな挑戦の火をつけなければならない」と呼びかけた。

　韓国の総合５位という成績を、「世界５位のスポーツ大国としてそびえ立った」「韓国スポーツは先進国型に変わった」と評価。さらに「われわれ次第で、どの分野でもその位置に立てることをスポーツを通じ確信することができる」と述べた。

　また、誤審と思われるケースが多かったことを指摘しながら、それにもかかわらず韓国代表はスポーツマンシップを発揮したと評価した。選手を支えた大韓体育会や競技団体、企業、医療・スポーツ科学分野の関係者らにも感謝の気持ちを伝えた。

　李大統領は、２９日開幕のロンドンパラリンピックでも韓国代表の善戦を祈るとし、国民の高い関心と声援を求めた。