1000億台の大金持「入婿」募集へ

結婚情報会社ソヌは１０日「娘（３０代後半）の配偶者を探してほしい」という１０００億ウォン（約１２０億円）台の資産家Ａ氏（６８）の要請によって、候補を募集していることを公開した。

ソヌ側によると、Ａ氏は入り婿の条件について「息子として家庭を導いていく能力と品性を備えていなければならない」とした。また▽好感を与える外見▽同じ宗教（キリスト教）▽正しい家庭教育を受けていること▽専門職の従事者、またはそれに準ずる「スマートな」男性−−を注文した。続いて▽長男よりは次男・末っ子を好み▽娘に準ずる学閥と職業がほしい、との条件付きだ。

ソヌによると、Ａ氏夫婦は韓国戦当（１９５０～５３年）の当時ソウルに移住した北朝鮮出身。自営業で現在１０００億ウォン以上の財産を所有しており、２人の娘がいる。今年３７歳の娘は米国の大学・大学院を終えた後、現在専門職に従事し、年俸が約６０００万ウォンで、およそ２０億ウォンの財産を保有している。

会社側は担当者５０人を動員し、条件をみたす候補を探しているが、なかなか見つからず、会社のオフィシャルサイトに公募することになった。ソヌ代表のイ・ウンジン氏は「家業を受け継ぐ入り婿を探す親が多く、毎月２０～３０件以上の要請がある」とした。

チョン・インソン記者