国際赤十字　北朝鮮の水害支援に３０万ドル

【ソウル聯合ニュース】国際赤十字は集中豪雨と台風による水害に見舞われた北朝鮮の住民を支援するため、特別予算３０万ドル（約２３５４万円）を計上した。米国営放送ボイス･オブ･アメリカ（ＶＯＡ）が２日、報じた。

　国際赤十字が１日に発表した報告書によると、２５００世帯の１万人が対象。被害の大きい平安南道と江原道の被災者に３カ月間、臨時テントや毛布、水質浄化剤、衛生用品などを支給する。

　赤十字はこれとは別に先月、救援物資を平安南道など６道１６郡の６６１０世帯に配布している。国連児童基金（ユニセフ）の東アジア太平洋地域事務所も先ごろ平安南道と江原道を訪問し被害状況を確認している。

　米国務省の関係者も「人道的支援は政治や安保とは別問題というのが米政府の一貫した原則」と述べ、北朝鮮への支援を示唆した。