ソウルのマンション７割　１坪１０００万ウォン以上

ソウル地域のマンションの７割以上が、１坪（３．３平方メートル）当たりの売買価格が１０００万ウォン（約１２０万円）以上であることが分かった。

不動産情報業者スピードバンクがソウル市内のマンション２２７３団地９４万３０６１世帯（再建築推進団地除く）を対象に売買価格を調べた結果、１坪当たり１０００万ウォンを超えるところは６７万１９５７世帯と、全体マンションの７１．２５％に達した。 これは今年初め（５９万８０２１世帯）に比べ７万３９３７世帯（１２．３６％）増。

また２０００万ウォン以上−３０００万ウォン未満のマンションは全体の１４．５％にあたる１３万６５８９世帯で、年初比１３％（１万５７１５世帯）増えた。

一方、３０００万ウォン以上−４０００万ウォン未満のマンション（４万５８０５世帯）は１５．６９％（８５２７世帯）減、４０００万−５０００万ウォン未満（１万２５１６世帯）は０．１２％（１５世帯）減となった。 ５０００万ウォン以上のマンション（２２８７世帯）も７．１８％（１７７世帯）減少した。

今年に入り高価住宅だけでなく１０００万ウォン未満の格安住宅も大きく減った。 １坪当たり５００万ウォン未満の格安住宅は年初の９８７５世帯から１２月現在１１０４世帯へと８８．８２％（８７７１世帯）減少し、５００万ウォン以上−１０００万ウォン未満も年初の３３万５１６５世帯から現在２６万９９９９世帯へと１９．４４％（６万５１６６世帯）減った。

このように１坪当たり１０００万ウォン台の中間価格マンションが増えた半面、高価・格安マンションが減っているのは、貸出規制、保有税の強化などの規制で高価マンションの需要が減った半面、価格が安い非江南（カンナム）圏の中小型マンションに人気が集まっているからだ。

スピードバンクのリサーチチーム長は「高価マンションとは違い、中小型マンションが集まっている江北（カンブク）地域はニュータウンなど開発好材料までが加わり、相対的に価格上昇幅が大きい」とし「最近は貸し出し金利も上昇傾向にあり、当分は高価マンションよりも格安マンションを求める人が増えるだろう」と語った。