韓国のグリーン成長研究所が国際機関に　１０月発足

【リオデジャネイロ聯合ニュース】環境と経済活性化を両立させる「グリーン成長」を目指し、韓国の主導で２０１０年に設立されたグローバル・グリーン成長研究所（ＧＧＧＩ）が１０月に国際機関として正式に発足する。

　国連持続可能な開発会議（リオ＋２０）に出席するためブラジルを訪問中の李明博（イ・ミョンバク）大統領は２０日（日本時間２１日）、同会議の開幕式直後に開かれた「グローバル・グリーン成長研究所の国際機関への転換に向けた設立協定署名式」に出席した。

　署名式にはデンマークのヘレ・トーニングシュミット首相、オーストラリアのジュリア・ギラード首相、エチオピアのメレス・ゼナウィ首相、ガイアナのドナルド・ラモター大統領、キリバスのアノテ・トン大統領ら設立時からの会員国の首脳、国連の潘基文（パン・ギムン）事務総長も出席した。

　李大統領はあいさつの中で、「ＧＧＧＩは気候変動とエネルギー、水と食糧危機の現場で問題を解決する行動志向的機関を目指す」と述べた。

　ＧＧＧＩの本部はソウルに置かれ、１０月にソウルで第１回総会と理事会を開き国際機関として正式に発足する予定だ。