在韓米軍第２師団を韓米連合部隊へ　改編を協議中

【ソウル聯合ニュース】韓国と米国の軍当局が、在韓米軍第２師団を韓米連合司令部のような部隊にする案を協議していることが１５日、分かった。

　韓国軍消息筋が明らかにした。この案が確定すれば、第２師団は韓米連合部隊に改編される。同師団は京畿道の東豆川と議政府にあるが、改編後も現在のように漢江以北に残留する可能性が高いという。韓米同盟の象徴性という面だけでなく、北朝鮮に対する強力な抑止意志を示す効果もあると説明した。

　２０１５年１２月に有事作戦統制権が韓米連合軍司令官（在韓米軍司令官が兼務）から韓国軍に移管されれば、第２師団は平沢基地（京畿道）に移転することになっている。しかし、両国の軍当局は同師団を漢江以北に残す必要性を共有しているとされる。連合部隊に改編され漢江以北にとどまることになれば、第２師団に従う砲兵旅団も、連合部隊を支援するため東豆川に残す必要があるという考えのようだ。

　両国軍当局は有事作戦統制権移管に伴う新たな連合防衛体制を議論する過程で、在韓米軍の戦力再編に賛同したと伝えられた。

　一方、韓国の合同参謀本部と在韓米軍側は、北朝鮮の局地挑発に対し米軍戦力の支援で撃退する内容の作戦計画について、現在、付録文書の作成にあたっている。完成すれば１０月の韓米安保協議会（ＳＣＭ）開催前に署名する見通しだ。