韓国のリハビリ病院　ＵＡＥ公共病院の委託運営へ

【アブダビ聯合ニュース】アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）ドバイのリハビリテーション専門病院であるＤＲＣの委託運営事業者として、韓国のリハビリ専門病院、ボバース記念病院が選ばれた。

　韓国保健福祉部のチョン･ホウォン保健産業政策課長が２３日、聯合ニュースの取材に対し明らかにした。ドバイ保健庁が翌日発表する予定だという。

　ボバース記念病院は早ければ９月から４年間にわたり、ＤＲＣの運営とコンサルティングを担当することになる。委託運営費は６００万ドル（４億７８００億円）。医療スタッフの人件費なども合わせると、４年間の経済効果は２００億ウォン（約１３億５０００万円）に達すると見込まれる。

　アブダビで同日開かれた韓国医療広報会に出席した保健福祉部の林采民（イム・チェミン）長官は、「韓国の病院が外国の公共病院から委託運営者に選定された初ケースで、新たな収益創出モデルとなる。韓国医療機関の中東進出のきっかけをつくった」と評価した。

　一方、アブダビ保健庁は２３日、新村セブランス病院など韓国の４病院と患者送出契約を結んだ。また、庁内に韓国・ＵＡＥ遠隔医療センターをオープンした。

　同庁は昨年１１月にも韓国の病院と患者送出契約を結んでおり、これまでに５人が治療を終えた。