李明博大統領「北、ミサイルでより大きな危険に」

韓国の李明博（イ・ミョンバク）大統領が１６日、北朝鮮の長距離ロケット発射を強く批判すると同時に、改革・開放を促した。

李大統領はこの日のラジオ・インターネット演説で、「北朝鮮は平和的な目的の‘人工衛星’と主張するが、その底意は核兵器運搬体の長距離ミサイル開発にあるということは、全世界が知っている」とし「核とミサイルで世界を脅かし、体制の結束を図ろうという考えかもしれないが、むしろ自らをより大きな危険に陥れるだろう」と述べた。

しかし李大統領は「北朝鮮は変化に対して、いかなる恐れも抱く必要はない」とし「誰も武力や強圧で北朝鮮を脅かしたり変えようとしたりはしない」とも述べた。

また中国・ベトナム・ミャンマーの開放を取り上げながら、「北朝鮮もできない理由はない。今からでも閉鎖を解いて方向を変えれば、中国やベトナムに追いつくのにそれほど長い時間はかからないだろう」と述べた。