＜核サミット＞「ソウルコミュニケ」採択へ　核・原発対応強化

【ソウル聯合ニュース】核テロの防止などを話し合う核安全保障サミットの第２回会議が２７日、核物質の除去や最小化などを盛り込んだ「ソウルコミュニケ」（首脳宣言）を採択して閉幕する。

　韓国の李明博（イ・ミョンバク）大統領が発表する「ソウルコミュニケ」は、▼核物質の除去や最小化▼原子力施設に対する物理的保護の強化▼核・放射性物質の違法取引の遮断――などの内容が骨子となる。

コミュニケの発表を前後して参加国の首脳らは自国の民需用高濃縮ウラン（ＨＥＵ）の除去や非軍事用への転換などの計画も発表する。

　政府関係者は「各国の公約発表を通じ、核兵器を数千個製造できる分量のＨＥＵが除去されるだろう」と話した。

　２６日にソウルで開幕した核サミットはこの日、２回の会議を経て李大統領の議長会見で公式閉幕する。第３回目の会議は２０１４年にオランダで開催される。