北京五輪南北応援団乗せる特別列車、コレールが製作

【ソウル２７日聯合】コレール（韓国鉄道公社）は２７日、韓国伝統文様の美を生かした最高級ホテル式「名品観光列車（仮称）」を製作し、北京五輪の南北応援列車として投入する予定だと明らかにした。来年６月ごろ完成させ、一般公開する予定だ。
　この列車は長距離旅行向けに製作するもので、ホテル並みの寝台車７両、食堂車２両、イベント車１両の全１０両編成２本で構成される。１編成は普通車と特室車で構成され、もう１編成には特室をさらに高級化した２人用個室寝台車１両（客室数３）が連結される。最大乗車人数は編成により１４４人と７８人となる。すべての客室に高品格インテリアと便宜施設を備え、食堂車とイベント車は車窓から風景が楽しめるよう展望車タイプにする。五輪での使用後は、国内観光列車としても活用する計画だ。

　１０月に行われた南北首脳会談では、来年開催される北京五輪に南北応援団が京義線列車を利用して参加することで合意しており、これを受け南北応援列車運行の細部手続きが進められている。列車運行時間は釜山～平壌が８時間、平壌～北京が２２時間の計３１時間と推定される。