韓国籍のクルーズ船の初航海が成功…「韓流商品で日本の顧客誘致も」

夕方に照明をつけた「クラブハーモニー号」の甲板。７階には野外プール、８階にはジョギングトラックがある。
太極旗を付けた韓国籍のクルーズ船が出航した。２万６０００トン級の「クラブハーモニー号」だ。１６日に釜山（プサン）を出発し長崎と福岡を回る初めての航海を成功裏に終えた。長さ１７６メートル、幅２６メートル。９階建て３８３室に１０００人まで収容が可能だ。クルーズ船は海に浮かぶホテルだ。海に向かって開けたビュフェレストランとフルコースディナーを楽しめる高級レストランを備えている。サウナとスパ、ヘルスクラブがあり、甲板ではトラックに沿ってジョギングもできる。野外プールがあり夏には日焼けと水遊びを楽しむことができる。夜になれば４００人余りを収容できる劇場でクルーズ船専属のガールズグループ「ＭＥＲＲＹ＊Ｇ」の公演が繰り広げられる。

運営会社ハーモニークルーズのハン・ヒスン会長は、「クルーズ旅行は大きな成長が予想される分野。韓流商品を開発し日本の顧客も誘致する」と話した。クルーズ旅行は昼間に船が停泊したところで観光し、夜になると次の目的地に移動する。旅行客は次の旅行地に移動するたびに荷物をまとめるわずらわしさを避けられる。３泊４日と４泊５日の２種類の商品があり、４月末まで最低４４万９０００ウォン（約３万１８００円）で旅行することができる。