流出入試問題見た５４人、不合格処分へ

京畿道・金浦（キョンギド・キムポ）外国語高校の入学試験問題が事前に外部に流出していたことが明らかになったのを受け、京畿道教育庁は、同校と安養、明智（アンヤン、ミョンジ）両外国語高校の合格者のうち、流出した問題を事前に見たことが確認された５４人に対し、不合格処分を取る方針を決めた。

また、不合格処分を受ける人員だけの学生を選抜するため、来月２０日以前に道教育庁が直接主管する再試験を行なう予定だ。道教育庁は１６日午後２時、こうした内容を盛り込んだ、外国語高校試験問題流出事件への総合対策を発表した。再試験対策によると、不合格処分を受けた学生と先月３０日に行なわれた試験を受けた学生が受験することができ、合格者は来月２６日以前に発表する。

道教育庁は、問題流出に関連した学生が追加で摘発される場合、こうした方針をそのまま適用する、としている。不合格処分を受ける５４人は、金浦外国語高校の合格者のうち、陽川区木洞（ヤンチョング・モクドン）のＭ塾に所属する４７人と個別に問題を提供してもらった制服メーカー代理店の店長パク某氏（４２）の子女１人、明智・安養両校合格者のうち木洞Ｍ塾に通った６人（明智４人、安養２人）。

道教育庁は、問題を流出した金浦高校入学広報部長で教師のイ某氏（５１、逮捕状発給）に対しては罷免措置を取り、同校の校長・教頭には厳しい懲戒措置を取るよう財団側に求める方針だ。