検察が郭魯ヒョン・ソウル市教育監の拘束令状請求

【ソウル聯合ニュース】昨年６月に実施されたソウル市教育監（教育庁の長）選挙で候補一本化をめぐり金銭の授受があったとの疑惑を調べているソウル中央地検は７日、地方教育自治に関する法律違反容疑で郭魯ヒョン（クァク・ノヒョン）ソウル市教育監の事前拘束令状を請求した。

　昨年の選挙には野党陣営側から郭氏と朴明基（パク・ミョンギ）ソウル大学教授が立候補していたが、候補の一本化を進め郭氏が出馬した。郭氏は朴氏に辞退の見返りとして金銭と要職ポストを約束し、２億ウォン（約１４００万円）を渡してソウル教育発展諮問委員のポストに就かせた容疑がもたれている。

　検察によると、郭氏には公職選挙法が適用された。同法第２３２条（候補者に対する買収および利害誘導罪）では、候補者だった者に利益や職を提供したり約束する行為を処罰するよう規定している。

　この罪は、７年以下の懲役、または５００万ウォン以上３０００万ウォン以下の罰金刑に処される。郭氏の有罪が確定した場合、教育監職を失うことになる。