ソウル明洞の賃貸料　世界で９番目に高い

世界の有名ショッピング地域のうちソウル明洞（ミョンドン）の賃貸料が９番目に高いことが分かった。

グローバル不動産コンサルティング会社クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド（Ｃ＆Ｗ）は、世界６３カ国・２７８カ所の主要繁華街の過去１年間の賃貸料推移を調査した結果、明洞は１平方メートル当たりの月平均賃貸料が６０万８１００ウォン（約４万２０００円）で９番目に高かったと１日、明らかにした。これは前年に比べて０．６％値上がりしている。

ソウルの江南（カンナム）駅と狎鴎亭（アプクジョン）商圏はそれぞれ前年より２．７％、１２．９％値上がりしたが、賃貸料は５０万９９２０ウォン、１３万８５６６ウォンだった。

Ｃ＆Ｗ韓国支社のファン・ジョムサン代表は「ソウルの主要商圏が持続的に成長したことで、国内小売り流通売上高が今年初めて２００兆ウォン（約１５兆円）を超えた」とし「中国人観光客の増加でブランド品および消費市場の拡大が続くだろう」と予想した。韓国を訪問した中国人観光客は０５年の７１万人から昨年は１８０万７０００人と２．５倍近く増えている。

一方、米国のニューヨーク５番街は賃貸価格が２１．６％上昇し、１０年連続で世界で最も高いショッピング地域となった。香港の銅鑼湾（コーズウェイベイ）と日本の銀座が後に続いた。