写真操作論議の中…北朝鮮の露天市場の様子が公開

北朝鮮平安南道安州市（ピョンアンナムド・アンジュシ）郊外にある北朝鮮の市場の姿が公開された。ドイツの救護団体ＣａｐＡｎａｍｕｒが最近撮影した写真で、畑のそばの空地でコンクリート製固定販売台に衣類や履き物、生活必需品などが置かれている。食糧配給を受けるために列を作っている住民の姿を写した写真には回収された配給票が置かれているのが見える。米国の声放送（ＶＯＡ）はこれらの写真の提供を受け２１日に公開した。

北朝鮮は最近国際社会に支援を訴え救護団体を招請するなど食糧確保に力を入れている。しかし、韓国政府当局は北朝鮮の昨年の作況が例年に比べ悪くなかったという点を挙げ、金日成（キム・イルソン）生誕１００周年の来年に大々的な偶像化を行おうとして食糧を最大限備蓄しているものと判断している。北朝鮮は１６日に大同江（テドンガン）の水害写真を被害が激しく見えるよう加工して米ＡＰ通信に提供し国際的に恥をさらし、４日には平壌（ピョンヤン）群衆大会で「軍用米供出」と関連した発言部分を削除した後に放送した事実が明らかになっている。