こんな列消えるかな…公衆女子トイレ前

　公衆女子トイレ前…ソウル市、女性トイレ便器３年以内に４６８増やすことに

公演会場や公園などで女性たちがトイレの前に長く並んで待つ光景はソウルでよく見られる光景だ。女性たちのトイレの利用時間が男性より長いのに女性トイレの数が多くないからだ。

これからソウル市内で、こんな風景は減ることになる。

ソウル市は女性用公衆トイレを大幅に増やすことにした。公衆トイレには化粧を直すことができる簡易空間であるパウダールームが設置される。またトイレには使い捨ての便座カバーを揃え、エチケットベル（水の音）も設置する。また女性専用駐車場も市内あちこちに設置される。

ソウル市はこんな内容の「女性が幸せな都市プロジェクトである『ヨヘンプロジェクト』」を本格的に推進すると５日、明らかにした。（ヨヘンは女幸、旅行の漢字をあてる）

市はまず地下鉄の駅・漢江（ハンガン）市民公園、都市公園など公共施設私の女性トイレに２０１０年まで便器を４６８追加で設置することにした。計３７２億ウォンの予算が投入される。

また現在「１０００人以上が使う公共公演会場」などに適用される男女便器の比率（１対１．５）を収容人員５００人以上の公共公演会場に拡大適用することにした。

駐車場も楽で安全な空間に変わる。市は今年の年末まで可楽洞（カラクトン）江西（カンソ）農水産物卸売市場など７カ所に計２１０の女性専用駐車場を設置することにした。これとともに来年には市内すべての市・区用駐車場に女性専用駐車空間を作ることにした。



宗廟広場での無料食事提供を鐘路聖堂へ


来月から宗廟（チョンミョ）前広場でお年寄りたちに提供してきた無料の昼食が消える。代わりに隣近鐘路（チョンノ）聖堂内で食事を提供する問題を聖堂側と協議中だ。

ソウル市関係者は５日「ユネスコ世界文化遺産と同時に国の史跡の宗廟前で無料で食事を提供してきたが、無秩序で、お年寄りたちが道路に座りこんで食事する姿は見た目にもよくないことから、建物内で行うよう誘導する」と述べた。「現在、鐘路聖堂と話し合っており、最終的に確定されるだろう」と付け加えた。

ソウル市は無料で食事を提供する社会団体などに、宗廟前での提供を禁止するという方針を伝えた。この関係者は「もし社会団体などがこの案を拒否すればソウル市の予算で提供する計画だ」と述べた。

これまで宗廟公園前で社会団体が無料で食事を提供するとお年寄りたちが多く訪れ、そのお年寄りたちを相手にした屋台、露天、移動式カラオケなどが集まり、不法営業をしてきた。このため公園隣近のあちこちで酒宴などが行われ、酒に酔ったお年寄り同士でけんかが起きたこともあった。

ユネスコ側はこれについて「世界文化遺産の前での不法と無秩序をそのままにすれば、文化遺産リストから宗廟をはずす」という意見をソウル市に伝えたということだ。ソウル市はこれによって宗廟公園広場の亭子で毎週末に開かれた音楽公演を先月から中断している。

イ・スギ記者

ソン・シユン記者