海外にある韓国の文化財、回収・活用計画策定へ

【ソウル聯合ニュース】海外にある韓国の文化財を回収し、活用するための政府計画が策定される。

　韓国文化財庁は１４日、「違法・不当に持ち出された文化財は積極的に回収し、正当に搬出された文化財は該当国で韓国を広報するツールとして積極的に活用していくという基本原則を定めた」と明らかにした。こうした原則に立脚し、外交通商部や国立中央博物館などと共同で、国外の文化財回収・活用に向けた中長期総合計画を講じているという。

　文化財の回収・活用方針を定めるための事前準備として、文化財庁は１９日にソウル市内のホテルに国内外の専門家や民間団体関係者らを招き、文化財の回収を話し合う国際フォーラムを開催する。翌２０日には国立古宮博物館で「文化財回収政策討論会」を開き、海外の文化財の保護・回収・活用政策に対する国民の意見を取りまとめるとともに、専門家の検討も行う。