釜山の海水浴場３カ所が海開き、例年より１カ月早く

【釜山１日聯合ニュース】釜山市の海雲台、広安里、松島海水浴場が１日、例年より１カ月早い海開きをした。四季を通じて楽しめるビーチとして活用するため、ことしからこれら三つの海水浴場の運営期間は、２カ月から４カ月に大幅拡大された。７月と８月の最盛期は全区域、６月と９月は一部区域を遊泳可能とする。

　海雲台海水浴場はことし、ビーチパラソルやビーチベッド、浮き輪などのレンタル料金、更衣室やシャワーの利用料金を、一般携帯電話、スマートフォン（高機能携帯電話）で決済できる「スマートビーチ」を全面導入する。海水浴客は現金を持ち歩かなくても、各種サービスを利用することができる。

　広安里海水浴場では、全区域遊泳可能となる来月１日、熱帯地方のビーチのような雰囲気を演出したビーチを初披露する予定だ。お年寄りや体が不自由な人にも気軽に海水浴を楽しんでもらうため、障害者遊泳区域を設け、シャワー施設などを無料で開放する。

　このほか３海水浴場とも、夜間のライブ公演や演劇公演、映画上映、海洋レジャースポーツ教室などさまざまなイベントを準備している。

　一方、早期の海開きに対し、海水浴場関係者らからは平日は「開店休業」の状態になるのは避けられないとの声が上がっている。夏休みに入るまでは、海水浴客が訪れるのは週末だけ。各海水浴場を抱える３区が平日の海開きに踏み切ったのは、「行政力の浪費」だとも指摘される。このため松亭海水浴場と多大浦海水浴場が、早期海開きから離脱した。松亭、多大浦、日光、林浪海水浴場は７月１日に海開きし、２カ月間運営する。