北朝鮮で米国人１人拘束、米国務省が釈放呼びかけ

【ワシントン１２日聯合ニュース】米国務省のトナー副報道官代行は１２日の定例会見で、米国人１人が北朝鮮で拘束されていることを明らかにし、人道的見地から釈放するよう北朝鮮に呼びかけた。また、拘束している米国人を国際人権法に従い、人権を尊重し待遇するよう求めた。

　この米国人とは、北朝鮮で米国の利益を代表する在平壌スウェーデン大使館を介し、領事的接見を行ったと伝えた。ただ、男性の身元などについては、個人情報の保護を理由に明らかにしなかった。詳しい拘束の経緯や原因は確認できていないとしている。北朝鮮の法律に違反したかどうかについても情報がないと説明した。

　これと関連しある情報筋は、米国人が拘束されたのは３～４カ月前だと話している。

　米ＡＢＣテレビは、匿名の国務省高官の言葉として、この米国人は昨年１１月に拘束されたと報じた。ＣＮＮテレビは韓国系米国人の男性企業家で、北朝鮮入国ビザも所持していると伝えた。

　北朝鮮で米国人が拘束されたのは、オバマ政権発足後、今回で４度目になる。